五台山展望台の設計
建築家の髙橋一平氏のトークイベント開催
3月9日(日)14時〜
場所:コレンス

Godaisan Project Exhibition
会期=2025年2月27日(木)→2025年3月10日(月)
会場=Gallery E 高知県高知市桜井町1丁目4-5コレンス2階13号室
開催時間= 12時→20時 入場無料
五台山の雄大な自然と共にそびえ立つ展望台。その建設は現在、数々の困難に直面し、未来への行方が危ぶまれています。(銀行からは黒字化のお墨付きをもらったのに!)本展覧会は、そんな今の現状を多くの皆さまに知っていただくために企画されました。
展示では、これまでの経緯や五台山が抱える現状を、資料とともに詳しくご紹介。また、展望台完成を見据えた完成予定模型と、スタディ模型を展示し、プロジェクトの挑戦と情熱の軌跡を感じていただけます。

【新しい五台山展望台建設プロジェクト】
~未来への挑戦を市民とともに~
高知県の自然と歴史が息づく五台山公園は、竹林寺や牧野植物園といった名所として長年親しまれてきました。しかし、かつて多くの県民に憩いの場を提供していた旧展望台は、耐震基準を満たさず解体され、更地の状態となっています。現状では仮設の丸太の展望台が設置されているものの、その素朴な姿は、かつてのレトロなカップル夜景のロマンや、温かみある市民の集いの場としての輝きを失ってしまいました。
【未来へのビジョン:新たな拠点としての展望台】
新しい展望台は、単なるデートスポットにとどまらず、地域全体の再生と活気を象徴する場所として再誕することを目指しています。現在、五台山周辺の公園は、雑草を刈るだけで、木々が生い茂り、少し薄暗い場所となっており、多くの高知県民がその本来の魅力や活用の可能性に気づいていません。私たちは、この現状を打破し、地域の未来を切り拓くため、適切な整備と先進的なデザインを融合させた展望台を実現することに取り組んでいます。
新たな展望台が完成すれば、その周辺は祭りやピクニック、地域イベントの開催地として、明るく楽しい新たな顔を取り戻すでしょう。広々としたテラスやレストラン、そして多目的に利用できるスペースが整備されることで、家族連れやカップル、さらには地域コミュニティが一堂に会する「集いの場所」として、五台山公園は再び県民の誇りとなることが期待されます。

【耐久性と景観の調和:未来に向けた堅実な建築】
高知県は台風や強風など、自然の厳しさにさらされる地域です。山上という過酷な環境においては、丈夫で長持ちする建物が求められます。新たな展望台は、コンクリート造りを採用することで、来世紀にわたってその耐久性を保ち、長期的なコスト削減につながると考えられています。もちろん、堅牢でありながらも周囲の自然美と調和したデザインを実現し、無秩序な乱開発によって地域の風景が損なわれることのないよう、慎重に計画が進められています。
公共性の高い施設でありながら、耐久性と美しさを両立させることは、今後の高知県のインフラ整備においても大きな示唆を与えるものとなるでしょう。私たちは、環境への配慮を忘れず、地域住民が誇れる未来のランドマークを創造するため、全力で取り組んでいます。

【PFI制度の矛盾と挑戦:未来への再考を】
今回の展望台事業は、行政が所有する土地を民間企業が20年間運営する「パークPFI」方式で進められています。全国各地でこの制度が用いられており、低コストで建築し収益を上げるケースが多い中、公共施設としての使命を担う五台山展望台が、短期的な利益追求のために安価に建物を建設し、時が経つと解体されるという現実は、持続可能な社会の実現には到底つながらないといえます。
確かに、長く使える建物ならば年間当たりのコストが下がり、経済的にも優位に立つはずですが、現行のPFI制度は「安く作れ、儲けろ、そして壊せ」という矛盾を孕んでおり、公共性と経済性のバランスを見失いかねません。この点においても、今こそ未来を見据えた新たな公園再生計画が求められているのです。

【市民の挑戦と世代交代:行動が未来を変える】
こうしたプロジェクトには、必ずといっていいほど反対意見がついて回ります。特に、団塊世代の先輩たちは、今の若者たちの現実を知らず、「昔のやり方が正しい」と主張する傾向があります。先輩たちは口先だけで反対し、昔のやり方で行動しないのです。しかし、未来を切り拓くためには、失敗と成功の連続を経験し、そこから学び、次に活かしていくことが不可欠です。
時代は刻々と変化しており、保守的な意見に流されるだけでは何も変わりません。私たちは、未来に向けた確固たる覚悟で行動して、若い世代にその熱意を引き継ぎ社会を築く必要があります。行動する勇気こそが、やがて大きな変革をもたらすと信じています。

【観光資源としての五台山の可能性】
また、観光地として五台山の魅力の可能性も感じます。これまで、各施設がばらばらに運営され、十分な連携が取れていなかったため、観光客にとっての魅力が十分に発信されていませんでした。しかし、山全体で統一した魅力発信が行われれば、五台山はもっと県外から注目される観光地へと変貌する可能性があります。
高知県は豊かな自然環境に恵まれており、その魅力を最大限にアピールすれば、多くの観光客を呼び込むことが可能です。特に、五台山は高知市からも気軽にアクセスできるため、観光客にとっての「入口」として理想的なスポットです。山全体で魅力を発信し、連携を強化すれば、高知県全体の観光資源としての価値がさらに高まり、地域経済の活性化にも大いに貢献するでしょう。

【未来への第一歩】
この度、五台山展望台プロジェクトの現状と未来へのビジョンを広く知っていただくために、高知市内のGalleryEにおいて、プロジェクトの模型展示を開催いたします。展示を通して、現状の問題点や新たな展望台に込められた未来への希望を感じ取っていただくことで、県民一人ひとりがこの挑戦に共感し、積極的に参加していただけることを願っています。
この展示は、単なる模型の紹介にとどまらず、皆様の賛同と行動が、五台山の再生、ひいては高知県全体の未来を切り拓く大きな力となると信じています。

GalleryE 岡本明才
Instagramのアカウント @godaisan2024 で随時発信しています。ぜひフォローしてください。